


アイランドピーク登山は、エベレスト街道を歩きながらEBCを経由し、最終目標の6,189mの山頂を目指す16日間のプログラムです。クンブ地域を代表するこのピークは「入門6,000m峰」として世界中の登山者に親しまれており、本格的な登山技術の基礎があれば挑戦できます。ガイドとチームが安全をしっかりサポートするので、初めての高峰挑戦でも安心です。

アイランドピーク山頂(6,189m)登頂。エベレスト・ローツェ・アマダブラムに囲まれた雪稜の山頂からの360°パノラマは、6,000m峰ならではの絶景です。達成感と感動は一生忘れられません。
エベレスト・ベースキャンプ(5,364m)訪問。16日間のルートの中盤でEBCを訪問します。世界の登山家が集うこの場所に実際に立てることも、このルートならではの特別な体験です。
カラパタール(5,545m)上空からのエベレスト展望。ゴラクシェップからカラパタールへ登り、エベレスト南壁を目の前に望む展望を楽しみます。EBCトレッキング最大のビューポイントです。
ナムチェ・バザール滞在。エベレスト街道の中心地で1日かけて高度順応。シェルパ族の文化・賑わいある市場・エベレストの遠望を楽しみながら体をしっかり慣らします。
テンボチェ僧院訪問。アマダブラムを背景に建つクンブ最大の仏教僧院を訪問します。読経の声と線香の香りに包まれた静かな境内で、登頂の旅に心の準備を整えます。
チュクン渓谷とアイランドピーク・ベースキャンプ(5,100m)。ディンボチェからチュクンへ進む渓谷はローツェ・アマダブラムの大岩壁に挟まれた壮大な景観。ベースキャンプでの登山準備と星空もこの旅の大きな思い出になります。
アイランドピーク(標高6,189m)はネパール・クンブ地方のチュクン渓谷に位置し、1956年にエベレスト登山隊の高所順応ピークとして初登頂されました。周囲を氷河と高峰に囲まれた雪稜の山頂からは、エベレスト(8,848m)・ローツェ(8,516m)・アマダブラム(6,812m)・マカルー(8,485m)の大パノラマが広がります。山頂に立った瞬間の達成感は、トレッキングでは味わえない格別の体験です。
登山自体は氷河歩行・固定ロープ・アイゼン使用を含む技術的なルートです。事前に基本的なアイゼンワークとロープの使い方を練習しておくことが推奨されます。ベースキャンプ(5,100m)から山頂(6,189m)までの標高差は約1,000m。深夜出発から日の出後の山頂到達という、クラシックなアルパインスタイルでの登頂を体験できます。
早朝カトマンズを出発し、約35分のフライトでルクラ(テンジン・ヒラリー空港)へ。ガイドとポーターと合流後、パクディンへの約3時間のトレッキングを開始します。
ドゥドゥ・コシ川沿いの気持ちのよい森の中を歩き、最初の夜はパクディンのロッジに宿泊。明日のナムチェへの急坂に備えて十分な休息を取ります。
この日のルートはEBCトレッキング屈指の急登がある日。ドゥドゥ・コシ川を何度か渡りながら高度を上げ、途中でエベレストの初めての展望を楽しみます。
約5〜6時間でシェルパ族の中心地ナムチェ・バザール(3,440m)に到着。カラフルな市場・カフェ・宿が山腹に並ぶこの町は、エベレスト街道の旅のベースとして旅人に愛されています。
高度順応のための1日。エベレスト展望台への午前中の散策でさらに標高を上げ、午後はナムチェに戻って休息するのがおすすめの過ごし方です。
展望台(約3,800m)からはエベレスト・ローツェ・アマダブラム・タムセルクが一望できます。シェルパ文化博物館の見学や市場での散策もこの日の楽しみのひとつです。
アマダブラムの絶景を正面に眺めながらのトレッキング。クムジュン村を経由し、針葉樹とシャクナゲの森を抜けてテンボチェへ約5時間。
丘の上に建つテンボチェ僧院は夕暮れ時に特に美しく、山々のシルエットと読経の声が印象的な光景を生み出します。
テンボチェを出発しペリチェ経由でディンボチェへ約5〜6時間のトレッキング。樹木限界を越え、高山植物と岩の世界へと景色が変わっていきます。
ローツェ南壁とアマダブラムの大岩壁が迫るディンボチェ(4,410m)に到着。ここから本格的な高所トレッキングが始まります。
ディンボチェで2泊目の高度順応日。午前中はナガルジュン・ヒル(約5,100m)への短いハイキングで高度を上げ、午後は休息します。
高所順応のコツは「高く登って低く眠る」こと。山頂からはローツェ・マカルー・チョー・オユーのパノラマが広がり、翌日以降の登山への意欲が高まります。
トゥクラ峠(4,620m)を越えてロブチェへ約4〜5時間。峠にはエベレスト登頂中に命を落とした登山家を追悼するメモリアル・ストーンが並び、山岳登山の歴史と重みを感じる場所です。
ロブチェ(4,940m)は標高が高く夜の冷え込みが厳しいため、しっかりとした防寒が必要です。翌日のゴラクシェップに向けて体調を整えます。
ゴラクシェップ(5,164m)に荷物を置き、エベレスト・ベースキャンプ(5,364m)へ往復約5〜6時間のトレッキング。クンブ氷河を渡りながらEBCを目指します。
ベースキャンプ到着後は感動の記念写真。エベレストを見上げる達成感を味わったら、ゴラクシェップへ戻ります。体力と時間があればカラパタール(5,545m)へも立ち寄れます。
ゴラクシェップからディンボチェへ下山。登山前の最終休息と体力回復に充てる重要な日です。
低い高度に戻ることで体が一時的に回復します。夜は翌日以降の登山装備を最終確認し、アイゼン・ハーネス・ヘルメットの使い方をガイドと一緒に復習します。
ディンボチェからイムジャ川の谷を東へ進み、チュクン(4,730m)へ約2〜3時間のトレッキング。ここからアイランドピーク・ベースキャンプが見え始めます。
チュクンリ(5,550m)への短いハイキングで高度を上げておくのもおすすめです。明日のベースキャンプ移動と本格的な登山準備に備え、ロッジで早めに休息します。
チュクンからアイランドピーク・ベースキャンプ(5,100m)へ約3〜4時間。氷河モレーンの道を越えながら高度を上げ、ベースキャンプへ到着。テント設営を行います。
午後はガイドによるアイゼン・ハーネス・アッセンダー(プルージック)の使い方の実地練習。固定ロープの通過・氷壁の登り方をしっかり確認します。翌日の深夜出発に向けて早めに就寝。
深夜1〜2時にベースキャンプを出発。ヘッドランプの明かりを頼りにハイキャンプ(5,500m)を経由して山頂を目指します。氷河・固定ロープ・急登を越えて山頂稜線へ。
夜明けの光の中でアイランドピーク山頂(6,189m)に立つ瞬間、エベレスト・ローツェ・アマダブラムのパノラマが一気に目の前に広がります。記念写真の後、来た道を慎重に下山。チュクンへ戻りロッジで宿泊。
登頂の疲れを癒しながらテンボチェへ向けて下山。低い高度に戻るにつれて体が軽くなり、空気の豊かさを実感します。
テンボチェ僧院の夕方の読経に参列できれば、登頂の感謝を心の中で伝える良い機会になります。
緑豊かなシャクナゲとモミの森を抜けながらナムチェへ下山。往路では気づかなかった景色が下山ルートでは新鮮に見えます。
ナムチェ到着後は登頂成功のお祝いに。お気に入りのカフェやレストランでゆっくり過ごしてください。登山装備の整理もこの日のうちに。
ドゥドゥ・コシ川沿いの道を歩き、ルクラへ最終日のトレッキング。往路で通ったパクディンの吊り橋やモンジョの門を懐かしみながら歩きます。
ルクラ到着後はガイドやポーターへのお礼の言葉を伝える時間を大切にしてください。16日間の旅をともにしたチームとの別れを惜しみながら夕食を楽しみます。
早朝フライトでルクラからカトマンズへ約35分。16日間の山旅が終わり、カトマンズの温かい空気と都市の喧騒が特別に感じられます。
空港でのお見送り後、解散となります。カトマンズ市内のホテルをご希望の場合は事前にお知らせください(ホテル手配別途対応可)。
カトマンズ往復国内線航空券(カトマンズ↔ルクラ)
政府公認登山ガイド・高所専門クライミングガイド(全日程)
ポーター(荷物運搬・2名に1名)
全食事(朝食・昼食・夕食)
宿泊(ティーハウス・ベースキャンプはテント泊)
アイランドピーク登山許可証
サガルマータ国立公園入場許可証
クンブ・パサン・ラム地方自治体入域許可証(TIMS含む)
登山基本装備(テント・共同調理器具・固定ロープ)
緊急救助・ヘリコプター手配サポート(費用は保険から)
カトマンズ空港送迎
登頂証明書
カトマンズまでの国際線航空運賃
ネパール観光ビザ
個人旅行・登山保険(高所ヘリ搬送対応保険を必須とします)
個人登山装備(アイゼン・ハーネス・ヘルメット・登山靴など)
アルコール・ソフトドリンク
ティーハウスのWi-Fi・充電費用
個人医療費・高山病治療費
悪天候による追加宿泊・交通費
地方税・政府税
ガイドおよびポーターへのチップ
アイランドピーク登山の体験をさらに充実させたい方のための追加オプションをご用意しています。
8日目のEBCトレッキング後にカラパタールへも登頂するオプションです。エベレストを最も近い角度で望む展望台からの景色は、アイランドピーク登山への気持ちをさらに高めます(日程内に組み込み可能)。
ナムチェからゴーキョ湖(4,790m)経由のルートへ変更し、エベレスト・チョー・オユーの展望台ゴーキョ・リ(5,357m)にも登れる延長プランです(追加4〜5日・別途費用要相談)。
アイゼン・ハーネス・ヘルメット・登山用ポール・スリーピングバッグなど個人装備のレンタルを手配できます。海外からの持ち込みが難しい場合はカトマンズでの装備調達をサポートします(別途費用)。
出発前日のカトマンズ市内観光(パシュパティナート・ボダナート・タメル散策)の手配が可能です。装備の最終確認と合わせてカトマンズの世界遺産観光もお楽しみいただけます。
EBCトレッキング程度のトレッキング経験があれば挑戦できます。ただし氷河歩行・アイゼン・固定ロープ・ハーネスの基本操作を事前に練習しておくことを強くお勧めします。過去にヒマラヤトレッキング経験がある方であれば、技術的なトレーニングを積むことで初めての6,000m峰として十分に挑戦可能です。
個人装備として必要なものは、登山用ブーツ(ダブルブーツ推奨)・アイゼン(12本爪)・ハーネス・ヘルメット・アッセンダー・ビレイデバイス・防寒グローブ・ダウンジャケット・ダウンパンツ・防水アウター・サングラス(グレード4)・ヘッドランプです。カトマンズのタメル地区でのレンタルや購入も可能です。
アイランドピークの登頂成功率は天候・個人の体調・経験によって異なりますが、適切な準備と高度順応をした参加者の成功率は70〜80%程度と言われています。ガイドは常に安全を最優先し、体調や天候を見極めながら登頂判断をします。山頂を踏めなかった場合でも高所登山の貴重な経験として次へのステップになります。
このルートはナムチェとディンボチェで各1日の高度順応日を設けており、体を段階的に慣らす設計になっています。水分を毎日2〜3L摂ること・アルコールを控えること・ゆっくりしたペースで歩くことが基本です。症状が悪化した場合はガイドが即座に下山を判断します。出発前に医師に相談のうえ高山病予防薬(ダイアモックス)の携行を検討してください。
ルクラのフライトは天候に左右されやすく、特にモンスーン期は遅延やキャンセルが発生する場合があります。その場合は翌日以降のフライトを手配します。国際線の出発日の前に少なくとも1〜2日の余裕日を設けることを強くお勧めします。
春(3〜5月)と秋(9〜11月)が最適です。特に10〜11月は晴天率が高く視界も良好で、登頂成功率が最も高い時期です。3〜5月は気温が上がり始めるため体への負担が少なく、シャクナゲの花も楽しめます。モンスーン期(6〜8月)と冬(12〜2月)は条件が厳しいため推奨しません。
標高6,000m以上のヘリコプター救助に対応した山岳保険への加入が必須です。一般的な海外旅行保険では高所登山のヘリ搬送費用がカバーされないケースがほとんどです。World NomadsやDAN(ダイバー向け保険の山岳版)など高所登山対応の保険を必ず出発前に手配してください。
